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  平成20年度経営計画

 

平成20年度経営計画
1. 業務環境
(1) 熊本県の景気動向
  最近の県内経済情勢については、主力である電気機械、輸送用機械の製造業を中心に設備投資や生産が高水準を維持しており、緩やかな回復を続けています。しかしながら、一方では、公共工事が依然として低調で、新設住宅着工戸数も大幅に減少していることに加え、個人消費も盛り上がりに欠け、雇用面では増加が続いていた有効求人倍率が減少に転じるなど足踏み感が見受けられます。
  これらのことから、県内の景況は、一部の製造業が牽引し、全般的には緩やかな回復基調にあるものの、その足許には陰りがみられ回復の速度が鈍化しています。
(2) 中小企業を取り巻く環境
  県内企業の景況感を法人企業景気予測調査でみると、大企業及び中堅企業においては、景気上昇と回答した企業が多いものの、中小企業においては、景気下降と回答した企業が多く、その割合が増加しています。また、平成19年県内企業倒産状況においても、負債総額は減少していますが、なかでも小規模企業の倒産は、増加傾向にあります。
  このように、中小企業の景況は悪化しており、特に建設業界の冷え込みは厳しく、受注工事の減少や利益率の低下等により地場有力企業の破綻が相次いでいます。加えて、近年の石油製品をはじめとした原材料価格の高騰により、競争力の乏しい中小企業は、価格転嫁が困難なため収益が圧迫され、経営環境がさらに厳しい状況となっています。
2.業務運営方針
  このような状況のもと、中小企業金融のセーフティネットとしての役割を果たしながら、国が平成18年度以降に導入し実施中のものおよび平成20年度に導入が予定されている新しい施策にも積極的に対応し、円滑な資金供給に努めます。特に、平成19年度に導入された責任共有制度の実施に伴い、保証審査の効率化を図る一方で、金融機関及び商工団体等関係機関との連携を図り、経営相談・経営診断などを通して、これまでにも増して中小企業に対する経営支援を積極的に取組んで行きます。さらに、組織体制の見直しを行い、事業再生機能を充実させます。
  そのほか、多様化する業務の環境変化に対応するために人材育成の強化に努め、お客様の満足度向上への取組みを推進します。
(1) 経営支援の強化

  中小企業経営診断システム(MSS)による診断データを、保証審査や保証後のフォローアップに伴う訪問時に経営支援のために活用することに加え、訪問できない場合には保証をご利用いただいた後に郵送で提供するなど、可能な限り多くの中小企業に経営診断情報を提供します。これに合わせ、MSSの診断結果の見方や活用方法などについても各種説明会を通じお知らせします。

  経営支援室が引き続き主体となって相談窓口業務を行うほか、商工会議所・商工会と連携した移動金融相談会および業務説明会、さらには平成19年度から取組んだ中小企業診断士・税理士・弁護士等による無料個別相談会を継続して実施し、その利用拡大に向けて広報に努めるとともに、開催回数を増やすことなどの見直しを行うことにより、身近で利用しやすい相談業務を普及します。

  平成19年度に、中小企業診断士による経営診断を助成するため創設した経営サポート制度を積極的に推進します。
(2) セーフティネット対策ならびに新しい保証制度等の周知と利用推進
  原油等原材料価格の高騰や建築着工の遅れなどにより影響を受ける中小企業や責任共有制度による影響が懸念される小規模事業者などに対して、セーフティネット保証および小口零細企業保証などの政策性の高い保証制度の周知に努め、利用を推進し資金繰りの円滑化を支援します。
(3)

金融機関等との連携強化による責任共有制度における保証の推進

  平成19年度に、ご利用先企業の利便性の向上と金融機関のニーズを反映して創設した提携保証を引き続き推進するほか、新たに金融機関との提携保証等の創設についても積極的に取組み、保証利用の促進を図ります。
(4)

保証審査の効率化への取組み

  保証審査の効率化により、信用保証書発行までの時間を短縮します。
(5)

再生支援機能の強化への取組み

  事業再生支援と期中管理の機能を合わせた再生支援課を設置し、期中管理と再生支援のための一貫した支援体制を整備します。
  経営改善が必要な企業に対し、金融機関等と連携してリスケジュール等の資金繰り安定化支援を行います。
  中小企業再生支援協議会や金融機関等との連携を深め、再生計画策定や対応方針の決定を積極的に支援します。
  求償権の放棄・不等価譲渡、求償権消滅保証、再挑戦支援保証等の再生手法を活用した取組みを強化します。
(6)

お客様満足度に向けた取組み

アンケート・ご意見箱による意見を業務に還元します。
お客様目線に立った業務の見直しを行います。
広報活動への取組みを強化します。
お客様との接点である接遇・電話応対のレベルアップを図ります。
3.保証承諾等の見通し
平成20年度の保証承諾等の主要業務数値は、以下のとおりです。

項目

金額

前年度計画比

保証承諾

1,150億円

104.5%

保証債務残高

2,512億円

103.8%

代位弁済

72億円

118.0%

回収

26億円

96.3%

 
 
 
 
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